陸上競技絶対主義者のblog(過去記事)

陸上競技を偏愛する人の独り言です・・・。

「2007都道府県対抗男子駅伝(その2)」

で、続きです。

今回は地元が優勝ということで舞い上がってしまい、総論より各論に走ってしまいました。すみません。

今回負けた長野県はやはり使いたかった高校生をエントリーできなかったのが痛かったか。それに佐藤悠基くんは連戦の効くタイプじゃなさそうなので、あの箱根での激走から僅か2週間のインターバルではきつかったんだろうと思う。NHKの事前インタビューで「20〜30秒差ならひっくり返せる」みたいなことを言っているのを聞いて「えらい控えめやなあ」と思ったが、それが本当に限界やったんやろうね。まあ、絶対に潰れてほしくない長距離界の逸材だけに無理はせんとってほしいわね。
でも。第一回大会では45位に沈んだ長野県がここまで強くなるとは当時誰も思ってなかったやろうね。長野県恐るべし。

3位に食い込んだ佐賀県。飛松くんのあの独特の走りは昔から有名なんだけど、今回は素人さんにもインパクトが強かったみたいで、たまたまボーッとこの駅伝を見ていた人たちにも強烈なものがあったみたい(いろんなブログで書かれていましたね)。秘かに駒澤大の高井くんが3区を走って順位を上げているあたりも結構ポイントだったような。

毎年1区は日本人選手だけのガチンコ対決でおもしろいんだけど、今年もおもしろかった。勝った中西くん、やっぱり強い。都大路では「積極性が無い」とか「日本人トップになったくらいでガッツポーズするな」とか結構叩かれていたけど。あのスパートの切れ味は抜群やね。いい体格しているし。確か大学へは進まず実業団(JR東日本)へ行くみたいだけど、こういう選手には頑張ってほしいな。八木くんもよくこんな選手にトラックレースで勝てたねえ。

そもそもこの駅伝はニューイヤーと箱根の直後に行われるだけに、そこで比較的好走した選手の大ブレーキがあちこちで起こる傾向が強いのだが、今回はそれほど酷くはなかったような。
我がYGUの小山元主将も7区区間10位とまずまずの走りだったし。

しかし今年も気になったのは仙台育英高校都道府県駅伝への非協力的態度。ひどい。
男子は確かに別の学校の今年度唯一の高校生13分台ランナーを出さんわけにはいかんとしても、あと2枠ある。
そういえば女子の方も高校駅伝1区区間賞の絹川さんを出してなかった。
まあ、学校の名前が出ないこの駅伝には参加しない、という一貫したポリシーもありはありなのかも知れないが。選手達はどう思っているのかねえ(渡辺のロボットだから何も考えて無いか)。その辺のTV局主導の訳分からん駅伝ならいざしらず、都道府県対抗を拒絶するというのは・・・。
でも同じ都道府県対抗でも国体には出ているんだよねえ。これまた矛盾した話。
いずれどこかで痛い目に遭うんでしょうな(いや、遭ってほしい)。


で、お馴染みの関西学連関係者の結果(カッコ内は担当区間での順位変動)。
大阪3区森川裕之(近畿大大阪府警区間25位(44位→43位)
滋賀7区渡辺圭一(京産大区間40位(37位→39位)
滋賀3区中嶋聖善(立命館大区間42位(36位→41位)
徳島7区井川重史(京産大大塚製薬区間32位(32位→37位)
奈良3区森田知行(立命館大区間35位(28位→33位)
富山3区村刺厚介(京産大YKK区間19位(39位→32位)
京都3区山本功児京産大カネボウ区間13位(6位→7位)
広島3区田子康宏(立命館大中国電力区間39位(5位→17位)
う〜ん。順位を上げたのが森川くんと・・・村刺くんだけか・・・。井川くんも不発だったみたいだし・・・(ニューイヤーで激走し過ぎた?)。ちょっと残念。来年は一人でも多く上位でいい走りを見せてほしいな。

ということで終了。